
ギター演奏には欠かせない「ギターピック」ですが、楽器店やネット通販を見るとたくさんの種類があって、初心者にはその違いが良くわからず、どれを買って良いか悩むことも多いでしょう。
ここではギターピックの種類の解説と、初心者から中級者向けのかっこいいギターピックを紹介します。
押さえておきたいポイント
ギターピックを選ぶ際、押さえておきたいのは「形」「厚さ」「材質」の3つです。
「厚さ」は「THIN(SOFT)」から「Extra Heavy」まで4種類がありますが、初心者は一番演奏しやすい「THIN(SOFT)」から始めると良いでしょう。
「材質」は多種多様ですが、どれも一長一短ありますので、自分が使ってみてしっくりとくるものを選びましょう。
迷う時は最も一般的な「セルロイド」製のピックをチョイスすると良いでしょう。
「形状」は基本6種類あり、演奏ジャンルや演奏法によっても選ぶべき形が違ってくるので特に重要です。
ティアドロップ型
涙滴のような形状から「ティアドロップ型」と呼ばれる最もオーソドックスなスタイルのピックで、弦に接する面積が小さいことから、軽い力でピッキングすることが可能です。
幅広いプレイスタイルに対応する柔軟性から、古くから多くのギタリストが愛用してきた、ギターピックの基本形です。
トライアングル型(おにぎり型)
正三角形に近い、3つの角を持つ形状のピックで、その形から「トライアングル」とか「おにぎり」と呼ばれます。
ティアドロップと比較して弦に触れる部分の面積が広めで、コード弾きやストロークといった演奏法に向いている形状です。
また、ピックは使う程摩耗する消耗品ですが、このトライアングル型は3つの角をすべて演奏に使えるので、長持ちするという特徴もあります。
ジャズ型
名前の通り、ジャズ演奏向けのピックです。
他のピックと比べて小さめで、繊細さを求められる単音弾きやアルペジオに適していることが特徴です。
ティアドロップより先端が尖っているので、ピッキングをより小さな力で行なえます。
ホームベース型
今ではあまり使われなくなっているタイプですが、ビートルズが愛用していたという逸話もある伝統的な形状のピックです。
名前の通り、野球のホームベースのような五角形のピックで、パワーロスすることなく、演奏にアクセントが付けやすい事を特長としています。
ジャンルや奏法を問わずオールマイティな演奏が楽しめるピックです。
円形ピック
角のない円形のピックで、Ibanezというブランドがリリースしています。
主にウクレレやベース、アコースティックギターの演奏に用いられ、まろやかな音質を特長としますが、エレキギターの演奏には、基本的には用いられません。
サムピック
親指(サム)に装着して使用するピックで、フィンガーピッキング用のピックです。
他のピックにはないクセがあり、主にカントリーの演奏に用いられることが一般的ですが、コツをつかめば様々なジャンルのプレイに応用できます。
主にピックを付けた親指で、4~6弦(低音)をピッキングします。
おすすめのかっこいいギターピック6選
「形状」「厚さ」「材質」の3つのポイントを押さえた上で、おすすめのかっこいいギターピックを6点、厳選して紹介します。
愛曲楽器 達人ピックシリーズKelly SIMONZ JAZZ III ピック
名古屋の総合楽器店「愛曲楽器」がリリースする「達人ピックシリーズ」は、有名なギタリストやミュージシャンとコラボし、ギタリスト本人も使用するオリジナルピックのシリーズです。
2016年にリリースされたシリーズ第2段「Kelly SIMONZ JAZZ III ピック」は『超絶ギタリスト』として知られるケリー・サイモンとコラボしたオリジナルピックで、厚さ1mmと0.88mmがそれぞれ5枚ずつセットになった商品です。
人間の爪に最も近いとされる材質「ウルテム」を採用し、スムーズな弦の当たりと、エッジのたった音色を実現しています。
ジャズ型で取り回しが良く、幅広いプレイヤーに合ったピックです。
ケリー・サイモンファン以外のギタリストにもオススメです。
Fender 351 Shape Classic Picks Medium
エレクトリックギターやベースの代表的ブランドである「Fender(フェンダー)」のピックです。
セルロイド製のティアドロップ型ピックは、初心者から上級者まで、誰も使いやすい定番中の定番です。
硬さは「Thin」「Medium」「Heavy」の3種類があり、入門者の練習用からハードな速弾きまで、用途によって選ぶことが可能です。
通販サイトでは12枚セットで販売されています。
Greco 本鼈甲 ベッコウ トライアングル
天然素材である「べっ甲」は、独特の音色や見た目の高級感などから人気の高い素材です。
通常、ピックの価格は1枚100円程度ですが、べっ甲製のピックは1枚で1000円程度と、かなり高価格となりますが、それでも多くの愛用者の評価を得ています。
Grecoのべっ甲トライアングルピックは爪で弦を弾くようななめらかな音色を特長とし、Amazonなどのネット通でも人気商品となっています。
トライアングル型なので、1枚の寿命も長く、コストパフォーマンスも良いピックとなっています。
JIM DUNLOP ortex Standard 418
デルリンという樹脂に表面加工を施し、ザラつきをもたせたトーデックスという材質のティアドロップ型ピックです。
持った感じはサラッとしており、滑りにくくハードプレイにも適しています。
厚さは0.5mmから1.14mmまで6タイプあり、厚さによって色分けされているのが特長です。
演奏スタイルによって使い分けられるのもポイントが高いです。
Takamineサムピック ミディアム 1.5mmTPT(べっ甲柄)
タカミネは日本の代表的なアコースティックギターのブランドですが、そのタカミネ製のサムピックです。
Mediumは1.5mmとかなりの厚みがある、低音域の豊かな音色に定評があります。
親指の腹が当たる部分に滑り止めのための加工があることも特長で、演奏中にピックが滑ってずれることを防止し、コードストロークなども安心して演奏することが可能です。
香取製作所 サイレントピック SP-3
アコースティックギターの練習を自宅で行う場合、特に気になるのが騒音の問題でしょう。
周辺環境への配慮を気にして、なかなか自宅練習できないという方も少なくないはずです。
この香取製作所の「サイレントピック」は、音量を小さくして自宅練習も気兼ねなくできてしまうピックです。
トライアングル型ですが、大きく穴が空いていることが特長で、この穴があることでギターの音量を下げることができます。
ただし、かなり薄いつくりのために、アルペジオや単音リードの練習には適しておらず、主にコードストロークの練習に向いています。
自分の演奏スタイルに合わせてピックを選ぼう
多種多様にあるギターピックですが、その形状や材質、厚さによって、どのような場面で使うべきか、決まっています。
演奏スタイルやジャンルによってピックを使い分けることも、演奏上達への道といえるでしょう。
自分の演奏するジャンルやスタイルに合ったピックを見つけられたら、オリジナルグッズを作成できるサイトを利用して、自分だけのオリジナルピックを作ってみるのも良いかもしれません。


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