
「ハンドメイド」「DIYでの自作グッズ」に、敷居が高いイメージを持っていませんか?
お裁縫、編み物、絵心や木工といった特殊な技能スキルが無くても始められるハンドメイド、それがコースター作りです。
好きなシールを集め、貼り付けるだけで実用的かつ自分のセンスでしか作れないオリジナルグッズが作れます。
目次
身近に作れる手作り雑貨、コースター
手作りコースターの魅力は、なんといってもその手軽さと確かな実用度の高さです。
作ったコースターは来客時だけでなく、おうちカフェ、おうち居酒屋の雰囲気づくりにも使えます。
お子さんが居るなら、気軽におままごとに添えられる可愛いアイテムにも早変わりします。
もちろん、自分で丁寧なティータイムを過ごす時にも、コースターの存在感は欠かせません。
飲み物を飲む上で必ずしも必要ではないコースター、だからこそ使用時にはいつもと違う雰囲気が味わえます。
気に入った物がない時に手作りできる強み!
小物雑貨店に行ってもなんだかピンと来ない、こういうものが欲しいイメージがあるけれど一致しない、そんな時こそハンドメイドの挑み時です。
既製品で一致するものが無くても、手芸店や文房具店・ホームセンターの手芸コーナー、或いは100円ショップの中で気に入ったパーツが見つかれば、それだけでハンドメイドにおける重要な素材が揃った事になります。
特にシールでの飾りつけが重要な要素になります。
主体のデザインとなるシールさえ見つかれば、あとは装飾とコースター本体だけで材料が揃います。
紙製コースターは既製品で無地・単一色のコースターが販売されているので、始める上での道具・素材集めの敷居がとても低くなっています。
子供と一緒に楽しめる!
編み込む、ミシンを使うといった凝ったハンドメイドのコースターでなければ、子供と一緒に遊び感覚で作れます。
シールを貼り付けるだけ、子供がお絵描きしたコースターに縁取りしていくだけであっても、一緒に出来るモノづくりは良い思い出にもなるでしょう。
マスキングテープを使用する上でハサミを使いますが、その下準備が終わればシールを貼るだけというお手軽さがあります。
こだわった美しいコラージュを作るもよし、子供と一緒にかわいく楽しく作るもよし、楽しみ方が選べます。
コースターが紙製という点も、余ったらお絵描きに使う、メモ用紙代わりに使う事も出来る等、用途が広いのも嬉しい点です。
簡単!オリジナルコースターの作り方
ハンドメイドのコースターには様々な作り方があります。
布製、コルク製、毛糸製など、作りたい素材によって使う道具も手間も大きく変化します。
その中でも、市販の無地・厚紙コースターを使う方法はとても簡単な部類に入ります。
多くは100枚単位で販売されているので、失敗しても作り直すことで取り返しがつくのも利点です。
紙とシールで!自分だけのコースター作り
【用意するもの】
- 好きな色の無地の厚紙コースター(白や黒、クリーム色等)
- 好きな柄のマスキングテープ
- 好きなフレークシール、装飾シール(絵柄をそのまま切り出したフレークシールはデザインの主体になります)
- ハサミ
- クッキングシート
【作り方】
- クッキングシートに1列分、用意したマスキングテープを貼り付けます。
- 好きな形にマスキングテープを切り抜く。円型コースターの縁取りにする場合は、短いマスキングテープ片を幾つも作ります。端を丸く切り抜くと可愛らしさがUPです。
- コースターの型に合うように、外周や内周にマスキングテープを貼り付けます。円型の場合、コースターの縁でマスキングテープ片を折り返すように1枚ずつ密に貼っていくと綺麗な仕上がりになります。
- 縁取りをしたコースターに好きなシールを貼り付けて完成です!
【作成のポイント】
クッキングシートに貼り付けるのは、マスキングテープを切り易くする台紙代わりにする為です。
クッキングシートの紙質ならマスキングテープを剥がしやすく、他にもコーティング加工がされたツルツルとした紙で代用できます。
両端を丸くしたりギザギザにしたり、お好みの形状に切ってからシールのように台紙から剥がして使います。
【使用時の注意】
厚紙のコースターの多くは吸水力が高く、使用ケースは使い捨てが想定されています。
お気に入りの一枚が出来て、それを取っておきたい場合には温かい飲み物の時だけ使用しましょう。
冷たい飲み物ではどうしても表面に結露が生じます。
その水滴がコースターに浸みると、貼り付けたシール、マスキングテープの材質によっては印刷がよれる、テープがはがれる等の劣化が生じる事があります。
自作マスキングテープ・シールで更に手作り感UP!
欲しいマスキングテープやシールが見つからない、この画像のテープ・シールが欲しいのに存在しない、そんな時はプリンターとパソコンさえあれば、テープ・シールも自作が可能です。
マスキングテープは幅も18mmから30mmまであるので、幅の広いテープに好きなアイドルやキャラクターの画像を印刷して作る、といった事も可能です。
オリジナルのマスキングテープで飾りつけ!
【用意するもの】
- 工業用マスキングテープ
- コピー用紙
- パソコンとプリンター
- 使用したい絵やデザインのデータ
- 作ったテープの芯になる物(ストローなど)
- ハサミ
【作り方】
- 画像データをパソコンでレイアウトして、一度印刷します。
- 印刷したコピー用紙に白紙のコピー用紙を重ね、印刷された画像位置に合うように工業用マスキングテープを貼り付けます。
- プリンターに合わせて、貼り付けたテープに印刷できるようにコピー用紙をセットして再度画像を印刷します。
- インクがしっかり乾くまで待ちます(半日~1日)。
- コピー用紙からテープをはがし、芯に巻き付けて完成です。
【作成のポイント】
初めからコピー用紙に工業用マスキングテープを貼り付けて印刷する事も出来ます。
しかし、はじめて作る時は印刷のズレが起きがちです。
あらかじめコピー用紙に印刷し、実際に出力される位置をきちんと確認する事でこのミスを防ぐことができます。
また、④の乾燥は自然乾燥で半日以上かかります。
ドライヤーで時短は可能ですが、熱風を当てる時に近づけすぎると、熱によってテープと用紙が完全に接着し、剥がれなくなる恐れがあるので注意しましょう。
テープの応用でOK!フレークシールの作り方
【用意するもの】
- コピー機対応のシール用紙
- パソコンとプリンター
- 使用したい写真、絵やデザインのデータ
- コピー用紙と同一サイズの保護透明フィルム、もしくはステッカー
- ハサミ
【作り方】
- 切り抜く事を前提としてシールの画像素材を、余裕を持った間隔でレイアウトします。
- プリンターに合わせてシール用紙の裏表を確認し、印刷します。
- インクが乾いたのを確認後、シール用紙全体に保護フィルム、ステッカーを貼り付けます。
- お好みで余白を残しつつ、シール部分を切り抜いて完成です。
【作成のポイント】
シールに保護フィルムを貼る事で、耐水性ではないシール用紙であってもコースターに使えるようになります。
ただし、あまり大きなシールを使ってしまうと、逆に水を弾く面積が広すぎてコースターとしての用途を為さなくなる可能性があります。
作って楽しいオリジナルコースター!
敷居の低いハンドメイドでありつつ工夫の余地があり、デザインも千差万別に作れてしまうのがコースターの楽しさです。
自分だけの可愛い、素敵なコースターでティータイムを演出してみましょう。