
扇子は日本人にとって、夏場に一時の涼をとるためのアイテムとして長年愛用されてきました。
ところでこの扇子、オリジナルデザインで制作をお願いすることも可能です。
ここでは扇子のデザインを作成するにあたって、どのようなところに注意すべきか、またデザインに迷った際には定番のものをベースにするという考え方もあります。
目次
デザイン作成時の注意点
扇子のデザインは、基本的には自由に作成できます。
しかし扇子の構造上、あまり好ましくないデザインもありますので頭に入れておきましょう。
細かすぎるデザイン
あまり厳密にデザインを作成しても、思い通りの仕上がりにならない可能性があるので注意しましょう。
扇子は山折れや谷折れがあるので、この部分でどうしてもずれが起こるからです。
もしどうしても細かなデザインを希望するのであれば、9寸11間や7寸5分15間のような折数の少ない扇子を選びましょう。
そのほかには舞扇も折幅も広いので問題が起こりにくいです。
横水平のデザイン
横水平のデザインについても、思い通りの仕上がりにならないので注意しなければなりません。
扇子には折り目がいくつもあるので、横方向が縮んで、縦長になってしまうからです。
結果的に横水平でデザインされたものだと、両端に向かって吊り上がったようなレイアウトになってしまいます。
特に7寸5分35件のような扇子は折が多いので、このような歪みがより強く出る傾向が見られます。
もし横に水平のデザインを希望するのなら、9寸11間や7寸5分15間のような折数の少ない扇子を選択するといいでしょう。
定番のデザイン
扇子をオリジナルで作成する際、具体的にデザインをどうすればいいかで迷う方も出てくるでしょう。
もし迷ったのであれば、定番のデザインをベースにしてみるのも一考です。
日の丸
日の丸デザインの扇子は、代表的なデザインのひとつです。
もともと扇子は和風を代表するアイテムです。
そこに日本の国旗である日の丸を描くと日本感がよりアップします。
日の丸は白と赤の2色で構成されているので、紅白でめでたい時にも利用できます。
特に人気になるのはオリンピックやワールドカップなど大きなスポーツイベントが開催されるときです。
日本を応援する際ナショナリズムを強調するために日の丸の扇子が応援の時にしばしば用いられます。
スポーツグッズのほかにも、海外向けのノベルティグッズとして活用するケースもしばしば見られます。
祭り
「祭」という文字をあしらった扇子も人気のデザインのひとつです。
お祭りといわれるとうちわの方がなじみがあると思う人もいるでしょう。
しかしオリジナルデザインを作成するにあたって、祭りも結構高い人気を誇ります。
基本的なデザインについては、うちわと一緒です。
真ん中に「祭」の文字をあしらって、赤や青をベースカラーにしたデザインが多く見られます。
中に花身柄をあしらうケースも少なくありません。
「祭」の文字だけでデザインするのももちろんありです。
しかしオリジナリティを出したければ、例えば商店街や踊りの場合連の名入れを行う、ゆかりのある神社の名前や審問をプリントする方式もおすすめです。
名入れなどを活用すれば、バリエーションもいろいろと広がるでしょう。
トンボ
扇子の柄でよく使われるものの一つに、トンボがあります。
トンボは戦国時代には武士の間で縁起のいいものとして重宝されてきました。
トンボは「勝ち虫」といわれていたからです。
トンボは前にしか進まないため、このように呼ばれました。
縁起のいいトンボをあしらった扇子を立身出世や商売繁盛などを目的でオリジナル扇子を作成する際には、おすすめです。
また近年ではトンボをあしらった扇子を普段使いしたいという人も増加傾向にあります。
トンボをあしらったデザインの扇子は、シチュエーションを選ばずに使用できるところも魅力の一つです。
花
女性向けの扇子のオリジナルデザインで人気なのは、花をあしらったものです。
特に舞や踊りをする際の扇子を探しているのであれば、花のデザインは華やかさを引き立てます。
和の雰囲気を強調したければ、桜が人気です。
しかし季節ごとに合わせてデザインを検討するのもいいでしょう。
例えば夏場に使用したければ朝顔などはいかがでしょうか?
季節にマッチしていますし、涼しげな印象もあります。
桜などは和服にはマッチしますが、洋服と合わせるのは難しいかもしれません。
その場合にはバラなどの洋風の花をあしらったデザインなどがおすすめです。
女性へプレゼントするのであれば、相手の好きな花などをデザインしてみると喜ばれるでしょう。
ノベルティグッズで扇子は人気
ノベルティを販促として用いる会社は多いです。
ノベルティグッズとして人気なのは扇子です。
訴求力が高い
ノベルティで扇子の用いられることの多い理由は、訴求力の高さです。
扇子は全面印刷が可能だからです。
扇子に大きく商品名やロゴを入れることで、持っている人の目に留まりやすいです。
また夏場の暑い日には外出する際などに欠かせないアイテムなので、目にする頻度もおのずと多くなります。
扇子は夏場から秋口にかけてが多いので、数カ月間の使用になるかもしれません。
しかし短期でも大きなPR効果が狙えるということで注目を集めています。
わかりやすいデザインが基本
ノベルティのデザインを考えるにあたって、メインコピーを目立つところに持ってくるのが基本です。
PRしたい商品やサービス名を目立つところに持っていきましょう。
そのためには、扇子の中央に大きくメインコピーを持ってくることです。
そうすれば、全体的なバランスもとれて安定した感じに仕上がります。
会社名をサブアイテムとして下に持ってくると、メインを引き立てる役割を果たすでしょう。
両面を使えるのが扇子の強み
扇子は両面に印刷できるのが強みの一つです。
そこで両面を使う、しかも異なるデザインにしてメリハリをつけるのもノベルティグッズとして使用する際に効果的です。
例えば上で見たように表にPRしたい商品名などのメインコピーを持ってきます。
そして裏面には会社名を入れる感じです。
この場合、より大きく使えるので商品名だけでなくロゴを入れる、会社名とシンボルマークをあしらうといったことも可能です。
より強い印象を与えられ、記憶にも残りやすいので販促の目的を果たしやすいです。
記念として配布する方法も
博覧会や学会などのイベントを開催した際に、参加者に記念品という形でオリジナルデザインの扇子を配るというところも見られます。
扇子は日ごろ使う人も多いので、手に取ったときにイベントのことを思い出してくれるでしょう。
中には大学の卒業制作用で、オリジナルデザインの扇子を制作するケースもあります。
短い学生時代の貴重な思い出が扇子という形でずっと残るので、利用者の間で好評です。
扇子のデザインは多種多様
扇子は今ではオリジナルデザインの制作をお願いできます。
定番のものから販促品として商品名を入れてアピールするなど、多種多様なデザインが考えられます。
扇子のオリジナルアイテムが欲しいと思っているのであれば、デザインをまずは検討してみませんか?
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オリジナル扇子も取り扱っているので、興味があれば一度サイトを訪問してみてはいかがでしょうか?


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