
オリジナルクリアファイルを作りたい人の中には、「自分で絵を描きたい!」と思っている人も多いことでしょう。
でも、クリアファイルはプラスチック製なので、どのような塗料で描けばよいのかわからないですよね。
そこで今回は、クリアファイルに絵を描く方法についてご紹介します。
クリアファイルに描いても落ちない塗料を使って、自分だけのオリジナルクリアファイルを作ってみましょう!
目次
クリアファイルに絵を描くには、どんな塗料を使えば良いの?
一般的なクリアファイルの素材は「PP(ポリプロピレン)」です。
プラスチック製のうえ、表面がツルツルしている素材のため、水性の塗料では基本的にはじいてしまい色がつきません。
では、どのような塗料を使えばクリアファイルに絵を描けるのでしょうか?
油性ペン
もっとも一般的なのは、「油性ペン」で絵を描く方法です。
油性なので塗料がしっかりと付着し、乾きも速いのでオリジナルクリアファイルの作成に適しています。
油性ペンの中には色のバリエーションが豊富なものもあるので、絵を描いてオリジナルクリアファイルを作るのにおすすめです。
アクリル絵の具
アクリル絵の具とは、プラ板を使った「アクリルキーホルダー」を作るときによく使われる絵の具です。
水に溶かして使うため水彩絵の具に似ていますが、水性ではなく「アクリル樹脂」を使用しているので落ちにくく、クリアファイルに絵を描くなら重宝する塗料です。
透明感がなくマットな質感のものが多いので、デザインやアート、アニメなどさまざまな現場でも使用されています。
また、乾きが早く重ね塗りができるので、複雑なデザインを作成する際にも役立ちます。
ピタッとペイント
ターナー色彩株式会社から販売されている「ピタッとペイント」は、描いて剥がせる塗料です。
シールのようにくり返し貼ることができ、モコモコと盛り上がった立体的な絵を描くことができます。
乾くまでには約3~4時間かかりますが、剥がす場合には半日以上乾燥させる必要があります。
クリアファイルだけでなく、ガラスや磁器タイルにも使用できるので、1つ持っているとさまざまなものにオリジナルの絵を描くことができて楽しいですよ。
水性ホビーカラー
水性ホビーカラーとは、水溶性のアクリル樹脂です。
プラモデルに色をつける塗料として使われるのが一般的です。
水に溶けるので水性という名前がついていますが、乾くと水にも強い性質があります。
乾く前であれば、水をつけることで塗り直しも可能なので便利ですね。
エナメル塗料
エナメル塗料とは樹脂でできた顔料で、外壁の塗装や車体の塗装などにも使用されています。
プラモデルの塗装に使われることもあるため、プラスチック製のクリアファイルに使用することも可能です。
エナメル塗料は伸びがよく、ムラになりにくいのでキレイに色を塗れるのが特徴です。
マニキュア
変わった方法だと、マニキュアでクリアファイルに絵を描くこともできます。
ただし伸びが悪いので、クリアファイルの全面にキレイに絵を描くのは根気が必要かもしれません。
油性ペンで絵を描いて、所どころに色づけをする程度ならキレイな仕上がりになるでしょう。
ラメ入りのマニキュアを使えば、普通のペンで描いた絵とはひと味違ったオリジナリティーが楽しめます。
絵を描いたオリジナルクリアファイルの塗料が剥がれてしまう
せっかくクリアファイルに絵を描いたのに、使っているうちに剥がれてしまったら残念ですよね。
上記でご紹介した塗料は、クリアファイルに定着しやすく、キレイに絵を描けます。
しかし、摩擦で剥がれたり、爪で引っかいたり、アルコールや油分などで溶けて落ちてしまったりすることがあるので注意が必要です。
キレイに絵を描いてオリジナルクリアファイルを作ったら、塗料が剥がれないように処理することをおすすめします。
クリアファイルに描いた絵を保護する方法
では、クリアファイルに塗った塗料が剥がれないように、描いた絵を保護するにはどうすれば良いのでしょうか?
定着スプレーを吹きかける
定着スプレーとは、塗料が剥がれないように保護するための定着液です。
描いた絵の上からスプレーを吹きかけることで、剥がれるのを予防することができます。
定着スプレーにはいくつかの種類がありますが、もっとも一般的なのが「フィキサチーフ」です。
フィキサチーフ
「フィキサチーフ」とは、塗った塗料がかすれたり、剥がれたりするのを防ぐ効果のある絵画用の定着液です。
絵を描いてから長時間たつと色あせてしまいますが、フィキサチーフを吹きかけることで絵画が劣化するのを防げます。
クリアファイルに絵を描いた場合にも応用できます。
ただし、有害な物質が含まれているため、換気の良い場所で使用するようにしましょう。
また、火気のある場所で使用しないようにしてください。
乾くまでに5分程度かかるので、フィキサチーフを吹きかけたらそのまましばらく放置しましょう。
粘着透明フィルムを貼る
クリアファイルの上から「粘着透明フィルム」を貼ると、描いた絵を保護することができます。
プリンターで印刷可能の粘着フィルムもあるので、パソコンに自分で描いた絵のデータがある場合には、印刷して貼りつけたほうが良いかもしれません。
ただし、使用できるインクかどうかをチェックしてからご使用ください。
絵の塗料を剥がれにくくするなら、直接クリアファイルに描いてその上から粘着フィルムを貼ったほうが、絵をキレイに保護することができます。
セロハンテープを貼る
とても原始的な方法ですが、描いた絵の上からセロハンテープを貼ることでクリアファイルの絵を保護することができます。
ただし、セロハンテープは幅が狭いため、見た目的にはあまりキレイな仕上がりとは言えません。
同じテープを貼るなら、セロハンテープよりも幅の広いタイプを使用したほうが良いでしょう。
OPPテープを貼る
「OPPテープ」とは、ガムテープに分類される幅の広いテープで、荷物の梱包などに使用されることが多いです。
透明のものもあるため、クリアファイルに描いた絵を保護するために使用することも可能です。
粘着力が高く、耐水性にもすぐれているため、絵がにじんでしまうのをしっかり防いでくれるでしょう。
ただし、ガムテープほどの幅のため、やはりクリアファイルの絵を保護するには見た目があまり良くありません。
また、伸縮性もないので、キレイに貼るのがむずかしいかもしれません。
ブッカーを貼る
「ブッカー」とは、図書館などにある本を保護しているブックカバーのことです。
透明で光沢があるので、クリアファイルに描いた絵がキレイに見えます。
ただし貼り方にはコツが必要で、キレイに貼るのがなかなかむずかしいのがデメリットです。
粘着タイプなので、一度貼ったら剥がさないことを前提に貼る必要があります。
失敗しないように、キレイに貼ってみましょう。
ブッカーの貼り方
ブッカーはロール状になった大容量のものが多いので、クリアファイルのサイズに合わせて切り取る必要があります。
しかし粘着面がハサミに貼り付いてしまうと困るので、糊がつかない「ブッカー用のはさみ」を使うのがおすすめです。
準備するものは、やわらかい布・定規・ハサミです。
やわらかい布はなくてもOKですが、キレイに貼るためにはあったほうが便利でしょう。
- ブッカーの台紙を少しだけ剥がし、折り返しておきます。
- 剥がしたブッカーの端に合わせて、クリアファイルの絵が描かれた面を置きます。
- そのまま裏返して、ブッカーの台紙を剥がしながらクリアファイルに貼っていきます。
- このときに、定規ややわらかい布を使って、空気が入らないように慎重に貼っていきましょう。
- 貼り終わったら、ブッカーの余った部分をハサミで切り取ります。
自分で絵を描いてオリジナルクリアファイルを楽しもう!
クリアファイルに絵を描く方法についてご紹介しました。
プラスチック製のクリアファイルに塗ってもOKな塗料は色々ありますので、使いやすいものやキレイな発色のものを選んでみましょう。
また、絵を保護する方法についてもご紹介したので、自分だけのオリジナルクリアファイルを長く楽しめるようにしましょう。


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